社会情勢と男性育休の課題
男性育休の取得率は2024年度に40.5%と過去最高を更新している一方、平均取得期間では男女間に大きな格差が存在します。女性が9割以上半年以上取得するのに対し、男性の平均取得日数は約1ヶ月半にとどまっています。
政府は2025年7月に、共働き・共育てを推進するための「共育(トモイク)プロジェクト」を発表しました。これにより、社会的な関心は「取得率」だけでなく、「取得期間」や「育児参画」へとシフトしつつあり、企業には男性が長期間育休を取得できる環境の整備が求められています。
令和5年度男性の育児休業等取得率の公表状況調査(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/content/001128241.pdf令和6年度雇用均等基本調査(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/71-r06/06.pdf育児・介護休業法の改正について(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/000851662.pdf「共育プロジェクト」について(厚生労働省)
https://tomoiku.mhlw.go.jp/
コロプラの男性育休における「共育カルチャー」
コロプラでは、男性育休の取得率100%を目標とせず、「取りたいと思った人が、安心して取れる環境を整える」という思想を軸に制度を設計しています。社員一人ひとりのライフスタイルに合わせた育児参加を支援することで、男性の育休取得期間は平均約5ヶ月と、全国平均の約3倍の水準を維持しています。これまでの最長取得日数は701日に達しており、「取るだけ育休」ではなく、男性も主体的に育児に参加する「共育」の文化が根付いています。
取得実績の推移
| 期間 | 取得率 | 平均取得日数 | 取得者数 |
|---|---|---|---|
| 2022年10月~2023年9月 | 89.5% | 114日 | 17人 |
| 2023年10月~2024年9月 | 72.2% | 130日 | 13人 |
| 2024年10月~2025年9月 | 87.5% | 152日 | 7人 |
「共育」を支える主な取り組み
コロプラは、制度だけでなく、妊娠報告から復職までの一貫したサポート体制を整えています。
1. 妊娠報告後の個別面談
パートナーの妊娠報告後、人事部門の両立支援担当者との個別面談を実施。育休制度の説明や取得意向の確認に加え、各社員の状況に合わせたアドバイスやサポートを行っています。例えば、育児休業給付金の支給までの期間を見据えた家計準備のアドバイスや、里帰り出産における早期休暇取得の提案など、きめ細やかなサポートが提供されています。
2. 育休社員専用Slackチャンネル
妊娠報告後、育休予定の社員は専用のSlackチャンネルに招待されます。制度に関する質問や手続きの相談、両立支援担当者への問い合わせをいつでも行うことができます。育休開始後は業務チャンネルへのアクセスが停止され、育児に専念できる環境が確保されています。
3. 四半期ごとの社内ニュース共有
育休中の社員には、四半期ごとに社内ニュースが共有されます。長期の育休期間中に生じがちな孤独感を軽減し、復職に向けたサポートの一環として、社内の最新トピックスが定期的に発信されています。また、保育園申込時期に合わせた情報提供など、個別の状況に応じたアドバイスも行われます。
4. 部活動「子部」
任意参加の部活動「子部」では、Slack上でパパママ同士の情報交換が行われています。使わなくなった育児グッズの譲り合いも行われ、育児と仕事を両立する社員同士の心強いコミュニティとなっています。
5. パパ手帳・ママ手帳
出産・育児に必要な公的手続きや社内手続き、産休・育休から復帰までの制度をまとめたオリジナルの手帳が提供されます。これにより、産休・育休取得への不安軽減に努めています。

両立を支える制度
育休後の仕事と家庭の両立も、コロプラの多様な制度が支援しています。
次世代サポート休暇: 年次有給休暇残日数が0の場合でも、小学校3年生修了までの子の看護や、従業員本人・配偶者の不妊治療のために最大5日まで取得可能な有給休暇制度です。
企業主導型保育園との提携: 4社と提携し、保育園の確保を支援。企業枠での優先的な入園や保育料の割引に繋がることもあります。
マイタイム(時差出勤/短時間勤務/時差短時間勤務): 時差出勤や短時間勤務が選択できる制度です。
くま’sギフト: 従業員を支える家族への感謝の気持ちを込めたサプライズプレゼントです。
カフェテリアプラン型福利厚生: 年間3万5千円分のポイントを付与し、エンタメ、学び、リフレッシュ、食事など多様なメニューから自由に選択できます。ドラッグストアやベビーグッズショップ、ベビーシッターサービスなども利用可能です。
コロプラの育児・家族支援制度については、以下のページで詳しく紹介されています。
https://colopl.co.jp/recruit/welfare/lifestyle.php
男性育休長期取得社員の声(事例紹介)

コロプラには、第一子の出産時に約1年の育休を取得し、その後も分割取得や第二子での長期取得など、合計約2年もの育休を取得したエンジニア社員がいます。一般的に「2人目で取得期間を延ばす」傾向がある中で、最初から長期取得を選択した点が特徴です。社員は「妻一人で育児をするのは難しいと思っていた」「周りの育休経験者が『もっと長く取ればよかった』と感じていると聞き、最初から長く取った方が合理的だと考えた」と、取得の背景を語っています。
特に、第一子出産直後に子どもが検査入院となった際、「育休がなければ対応は難しかった」と振り返ります。まとまった期間を確保していたことが、予期せぬ事態において家族を支える大きな余白となりました。夫婦で育児と家事を分担し、夜間のミルク対応は主に本人が担うなど、どちらかに負担が偏らない「共育」を実現しました。
長期育休に対するキャリアへの懸念に対し、この社員は育休中もスキマ時間に技術のキャッチアップを継続し、復帰後もスムーズに業務に戻っています。「ブランクはほとんど感じなかった」と話し、現在は時短勤務という制約の中で「限られた時間で成果を出す意識は、むしろ強くなった」といいます。家族で困難を乗り越えた時間は「確実に財産になる」と語る彼の言葉は、男性育休が人生や働き方そのものに良い影響を与える選択であることを示しています。
- 積水ハウス「男性育休白書2024」p13
https://www.sekisuihouse.co.jp/ikukyu/library/pdf/dansei-ikukyu-hakusyo-2024.pdf
株式会社コロプラ 会社概要

コロプラは、「Entertainment in Real Life」というミッションのもと、多種多様なモバイルゲームやコンシューマーゲームを提供しています。世界初の位置ゲー『コロニーな生活』や本格アクションRPG『白猫プロジェクト』など、最新技術を活用した新しいエンターテインメントの創出に取り組んでいます。
社名:株式会社コロプラ
所在地:東京都港区赤坂9-7-2 ミッドタウン・イースト5F・6F
設立:2008年10月1日
代表者:代表取締役社長 上席執行役員 CEO 宮本貴志
事業内容:モバイルゲーム、コンシューマーゲームの開発・提供/XR、メタバース、ブロックチェーンゲームの開発・提供/ライブ・エンターテインメント周辺事業およびサービスの提供/国内外の未上場企業への投資およびファンド運用
コーポレートサイト:https://colopl.co.jp/
公式Facebook:https://www.facebook.com/coloplinc/
公式LinkedIn:https://www.linkedin.com/company/colopl-inc-/posts/?feedView=all
※位置ゲー、コロプラおよびコロプラロゴは株式会社コロプラの登録商標であり、世界初表記は自社調査に基づきます。

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